さて、いよいよ桜満開の季節
今年も桜を撮りに高雄山にいってきましょう。

まず立命館大学衣笠キャンパス横のファミマで水分や携帯食の補充とGPSの位置合わせ。
・・・昨年同様今回もまたトラブル発生

登山靴の靴底がベロンチョと剥がれてしまいました、両足とも。
とりあえず帰宅して仕切り直し。


両足ともに見事なベロリンチョ!
今回はガッツリと山に入る予定なので少し不安ですが仕方ありません、普段履きの運動靴で続行です。

峠を越えて

桜・満・開

公園や神社とは全く異なる趣の野生の桜の大満開で圧倒されます。
第一目的「桜満喫」達成

川沿いの道におりて先ほどの桜を見上げつつ進む

さらに進む

前回の石橋の手前に自転車を止め、石橋の先に行きます。
中央後ろの道は嵯峨方面に抜けますが、自転車でも不可能ではありませんがおすすめはしません
どうしても自転車で超えたいという方は険しいところでは必ず先まで歩いてみてから進むかどうか判断してください、本当に危険です。
抜き差しならない所で自転車を放棄する事態にもなりかねません。
私以外にここを電動ママチャリで越えた人がいるかどうかは知りません。

青い太線が今回のGPS軌跡
以前に清滝高雄間のこの道で自転車での難所が二箇所あってその一つの石橋を書きましたが


今回はこの先のもう一つの難所に行ってきました

完全に道じゃなくなってます

下りもかなり危険です。
こんな所を小雨降る日も落ちかけた薄暗い中、電動ママチャリで越えたバカがいたことに戦慄します。
荷物を全て下ろし荷台もバッテリーも外して最軽量化して臨みましたが雨でぬかるんだ地面でここを無傷で越えられた事は人生で何度もない奇跡だと思ってます。
ここを乗り越えた後に見た石橋の絶望感をわかって頂けるでしょうか。
第二目的「難所を振り返る」達成
いよいよ今日のファイナル目的「秘密の穴場に行く」を決行!

もうすでに道から外れた山の探索は丸一年以上のブランクがあるので体力的にもかなり不安です。

常に足場と手がかりに注意して斜面を進む

常にピッケルの持ち方に気を使い、ある時は木に引っ掛け、ある時は地面に刺して常に落ちない体勢を確保する。ぶっちゃけ写真撮ってる場合じゃない。

来たー!秘密の穴場!
正直またここに来れたことに驚いてます。
私もこの場所を説明出来るほど明確なルートを確立している訳ではないのです。
あと、穴場とは言いましたがもう全て掘り尽くした後です、正確には穴場跡です。

一部に今でも水晶が生えているところがあります。
残念ながらやはりもう掘り尽くしてしまっていて新たな発見はありません

この岩の周りの木の根がさらに年月を経てこの岩を割った時にはまた新たな晶洞が現れるかもしれませんね
では帰りますか
実はこの岩のすぐ上に道らしきものもあるのですが麓に通じてはいません
上のGPS軌跡では帰りはその道を辿ってますが途中で道はなくなってます。
別の軌跡では逆方向も辿ってますが道がなくなってそこから斜面を降りてますね。

少し開けた人工的っぽい謎の場所。
高雄山には高雄城の名残かそれ以前の遺跡かよくわからないものが点在しています。


石垣跡なのでしょうか?よくわかりません。

椿咲く山道、いやもう道ないけど。

無事に石橋まで帰ってきました。
帰宅して落ち着いたので改めてあの場所発見当時を振り返ってみましょう。

主にこの辺りに優良な石英脈があって晶洞が崩れて埋もれていたのを全て回収しました。
ちなみにですが回収にあたってはすでに崩れているもの、崩れかけで手で剥がせる程度のものだけにしました。なので取れない岩盤についてる水晶は今でも残っています。
で、初めて発見した時はもう日も落ちかけで長居が出来ず泣く泣く山を下りたのですが
次回には日の出前に麓に行き日の出と共に山に入りました。
この岩の内部全て巨大な晶洞になっている事を夢見てましたが残念ながら意外と浅く昼前には回収作業は完全に終了しました。

ザクザク



当時の発掘作業、全ての水晶付き母岩と掘り返した水晶混じりの土ごと全て回収しました。
回収用リュックを三つ持って行きましたが二つ分で収まりました。
この写真でもわかる通り、岩の隙間にびっしりと木の根が入り込んでいます
木の根や風化によってさらに崩されたこの岩は未来にはどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
石の詰まったリュックと土の詰まったリュックを抱えての私の採集活動史上最も危険な山下りを経て無事下山、帰宅。

軽い洗浄後の石の整理

がっつり固まった粘土がこびりついていてどの程度のクラスターなのかこの時点ではよくわかりません。

右のは今までに写真載せたもの、これは埋まってなかったのでかなり綺麗です。
これから半年ほどはずっと石を水につけておいて粘土を突き崩す作業をしました。

ここから今の写真、これは埋もれてなかったので綺麗です。

う〜む、意外と綺麗に見えるアングルが無いなぁ。

嘘みたいに標本としてバランスが良いモノ。下に生えた水晶がちょうど器の足みたいになってる。
付着した粘土が完全に石化していてこれ以上は綺麗にならないのが残念ですが。

土から洗い出した大きめの砂利水晶、複数くっついたのを選別。
う〜ん・・・このヨーコさんはいかがなものかと思います。

特に綺麗なの

大きめの粒

埋もれてなかったけどサビみたいなモノで覆われた水晶。
ちょっと触ってぽろぽろ母岩から取れたものだけ回収、今も少し残ってる。
母岩から金属が溶け出して錆びたとか?それとも鍾乳石みたいな?

その他、土から回収した水晶全部

アップ、水晶だけの砂利、なかなか壮観です。

あ、シーラ様忘れてた。
ここに使ったバスタードキャラはここで使ったの以外のヒト達にしました、ダーシュやアビさんが見たいという奇特な方はそちらの方で見てあげて下さい。
それにしても女性陣が・・・アレだなぁ・・・
そんなこんなで高雄山にまつわるまとまりの無い話はここまでにします。
それではまた。
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おおおっと、ガラさんいねぇジャンって写真追加しようと思ったらまさかの行方不明
忍ぶ気ゼロの忍者のくせに見つからない、どうしよう。
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