前回の【成形編】に続き【穴あけ編】です
これを書いている現時点ですでに完成はしているのですが作業工程がグダグダになりすぎて1回でまとめる事が難しくなったので、とりあえず穴あけだけで書きます。
まず印をつけます。
今回は図解入りで詳しくやっていきたいと思います。
uxcell ルータービット ダイヤモンドマウントポイント 全長41mm ヘッド直径2mm バフ研磨ツール 20個入り 価格:837円 |
丸玉はルーターを扱ってる店、ホームセンターや工務店なら店頭でも大抵あります。
先ずはこの2mm玉で正確な穴の入り口を作り、先の玉が埋まるまで掘ります。
次は穿孔用ビットを使います。
楽天アフィでこの穿孔ビットを探しましたが良いものが無いようなので
アリエクスプレスのを載せておきます。
私が使っているものです。
ダイヤモンド研削ヘッド,0.8〜5.0mm,5〜10個,ニードルドリル,彫刻,研磨,ガラス,翡翠,ロータリー
はっきり言って石の加工道具を探すならアリ一択です、全てあります。
「石ふしぎ展」に行ってるひとなら甲州屋さんで相談して買うのも良いでしょう。
これで貫通ギリギリまでいきます
とにかく集中力で穴の口に触れないように真っ直ぐ掘り進めます。
右のように曲がっていると感じたら気合と根性で修正しましょう。
今まで書いてませんでしたが成形、穴あけ、研磨、ほぼ全ての作業で水を使うので洗面器を置いておきます。
霧吹きを霧で無く水が真っ直ぐ線状に飛ぶように調節してこの上で穴を洗いながら掘り進めます。
一気に長時間掘り続けると熱でビットの寿命が縮みますので小まめに洗浄しながら作業を進めます。
削った時に出る白い汁が薄い、灰色の汁が出るとなったらビットの寿命です、交換しましょう。
ビットの寿命は一定では無いので予備は十分に用意しておきましょう
いよいよ穴が裏側まで透けて見える程になってきました。
ここまで1時間以上かかってます。
このまま貫通させると
裏側を破壊する大惨事になりかねません。
出口側を指で押さえておくというやり方もあります。
そのまま突き破って指にビットが触れても刃物では無いので怪我はしません、
透明度のない裏から全く穴が見えない石ではよくこのやり方をします
指にピンポイントでビットの振動が感じられる程に底が薄くなり貫通を待つ時間は脳汁が溢れます。
それはそれとして
今回のように裏から穴が見える石はこのように裏から穴をお迎えする方法が確実です。
ただただ右のようにズレていない事を祈りましょう。
ここまで書いて今更ですが丸玉だけでも穴は開きます、ただ深い穴には作業効率が良くないだけで。
4mm以下の薄い透明な石なら丸玉で裏表から2mmずつ掘ればかなり早いです。
貫通したどー!
今回はここまでズレてはいないのですがこうだった場合でやっていきます
細いダイヤ棒やすりで穴を整えていきます、この棒やすりは百均の3本セットのものが細くて使いやすいです。
穴の縁が変な欠け方をしないようにすこしづつ角を落としながら作業をします
太い棒やすり細かい棒やすりも使って裏表で差異無く穴を整えて最低限穴の角を丸めれば穴の完成です、初心者的には。
私はもう少し穴の形にこだわります、感覚的な事ですが
「勾玉に穴が空けてある」のでは無く「この形そのものが勾玉」穴を中心とした「リング構造」にこそ意味があり、太古の昔より受け継がれしこの形、このリングにコイルや粒子加速器の如くエネルギーが巡り満ち溢れ加速、蓄積、放出される事により更なるエネルギーとパゥワーが時空を超え大いなる神の如く・・・
ドゴッ
うぜーよ、パチンコのお守り如きにつまらん能書垂れてないでとっとと続きやれ。
太古の昔よりって、ガチの昔の勾玉の出雲型ってバナナに穴あけたような形でとてもリング構造なんて言えるもんじゃ無いぞ。
情け容赦ない・・・戦国乙女だって一騎当千だってその他の多く創作がこの「輪っかに尻尾」の形をした勾玉を使ってるしオタクがちょっとぐらい妄想垂れ流したって良いじゃないか。
うん、まぁ要するにそういう考えのもとに穴の形を作りたいという事です。
唐突に穴があるのでは無く、よりヌルッと視線や光沢が穴に潜り込むような形を目指します。
穴の曲線の形は主にこの二つのビットを使います、両方「甲州屋」さんで買ったものです。
以前に「私の勾玉の穴は甲州屋さんに支えられています」と書いたのはこれの事です。
この「凹み傘ビット(仮)」無しにこの曲線を作るのは非常に困難です。
そんなこんなで穴の整形も終え【穴あけ編】はここで終了です。
【研磨編】は冒頭に書いた通りあまりに作業がグダグダすぎてどうまとめるかまだ決まってません。
が、なるべく早くやるようにしたいです。
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