原石を買うばかりでは無く拾った石でも勾玉を作ります。
今回は鴨川の八条あたりの河原の石で作った勾玉を見てみましょう。
【花崗岩】火山性の岩石ですね
粒状の透明石英が多く含まれるモノを選んで作ってみました。
【花崗斑岩】これも火山性の岩石ですね斑(ぶち)模様が面白い感じです。
【石英】よく注意して探すと意外と見つかる石英、雨上がりなど河原が濡れている時は特に他の白っぽい石と区別がつきやすく見つけやすい。
自分でつくった唯一の白い勾玉、キズが見えにくくて研磨で苦労しました。
苦労しただけあって出来も良く渾身の作と言えるモノになりました。
【肉石(赤チャート)】加茂七石の一つ、他の六石はよく知りません。
実はこの記事を書くにあたり益富地学会館で写真の石を全部見てもらってまして
特に花崗岩については図鑑を広げて内容物によって非常に細かく分類されることなども教えて頂きました。
上の肉石についても、この赤い層が深緑と薄茶色の層に挟まれたものがこの八条河原でよく見つかるのですが、私は板状の肉石が両面から火山活動で焼かれたのものと思っていたのですが会館の方によると石になる前に堆積した時にこうい層になったと説明されました。
ん〜、若干納得しにくい部分もあります
私はこのタイプの肉石は写真のように赤が薄茶色に挟まれたものしか見たことがないのです
堆積のしかたで出来たのならもっと薄茶色の層の上や下に違う層があってもいいんじゃないかと。
説明された時にこういうことに気づいて質問が出来ていればさらに深く説明を聞けたかもと思うと少し残念です。
肉石は鏡面研磨に結構苦労する石ですが、面白い原石を見つければその苦労に値する勾玉ができます。
それではまた。
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