でもそんなの関係ねぇ、というかこの記事書き始める直前に思い出したのでタイトルにしてみました。
私にとって12月25日は年賀状の締め切りと年最後の天神さんの縁日「終い天神」であります。
今年もギリギリ年賀状を仕上げて投函ついでに終い天神に行ってきました。
で、露店でこんなモノを見つけました。
なんと田川水泡先生の「のらくろ」の肉筆画、1枚2千円。
はてさてどうでしょう、本物なら安過ぎ、偽物なら値を語る価値も無し。
出所を聞くと名古屋で解体業者が壊した家屋で見つけたそうです。
それにしても自由な絵ですね、偽物ならもっとちゃんと体裁を整えて描くだろうとさえ思えます。
戦車やヘリの適当さとバイクの妙なこだわり具合の対比も面白い。
今日も店を出されていた以前の記事で紹介した鞍馬工房さんにも見てもらいましたが
「気に入って買ったならいいんじゃないの」と言われました。
そりゃそうですけどね、ぶっちゃけリアルで「のらくろ」読んで育った世代でもないし
コレクターズアイテムとして買ったようなモノなので出来れば本物であってほしいのですが。
真贋や如何に。
【追記】
改めて見るとどれも味わい深いですね、しばらくこの記事に見入ってました。
戦車だドーン!ヘリでプタプタ〜って感じのノリで本当にいい意味で適当で楽しそうです。
バイクの方は明らかに描く姿勢が変わってかなり明確なイメージを持って描いてますね。
もしくは何かバイクの資料を見ながら描いてたのかも。
下の方がスペースギリギリでなんとか紙に収まるようにしようとしてるのが可愛い。
スポークの描き方も秀逸ですね、構造は捉えつつそこだけ細かくなり過ぎないように軽く描いている。
積荷もわざとゴチャゴチャに積んでグルグル巻きにして漫画的滑稽さを醸し出している。
こうしてみると下のスペースの無さも計算づくのギャグにも見える。
なんで上にスペースが余ってるのにそこから描き始めちゃったんだよってツッコミ入れたくなりますね。
背景を描いてないから余計に上の余白が目立ちます。
20枚ほどあった中から5枚買ったけど我ながらベストチョイスだったな。
まぁ、本当に田川水泡先生の本物かどうかは解らないのだけど
1枚2千円5枚計1万円分は充分に堪能しました。
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