【図解!鏡面研磨】ヌルテカへの道 仕上げ編①

イシカツ!

さていよいよ本日、ヌルヌルテカテカうぉっまぶしっ!を自らの手で。

【フローライト】蛍石ですね、天使の羽入り。「必殺!エンジェルフェザーフローライトォォー!」

エヴァ台に効果があるかと何度か試しましたが勝率0です。

【ネビュラストーン】厨二感溢れる名前が良い。違う名前で売られている事もあります。

まだ初期の頃で研磨機も成形用のゴツいビットも無くダイヤやすりだけで整形しました。

初めての非石英の鏡面研磨で思い出深い。

【ボルダーオパール】渾身の作の一つ、そこらの売り物よりヌルテカ。

普段は持ち歩かないが特別な時、正月や戦国乙女の新台を打つ時に持つ。

虹勾玉は勝利!

【メキシコオパール】袋入りの砂利オパールから制作。

【翡翠】勾玉としてはよくある素材だけに売り物っぽくない形が面白い(自画自賛)。

前回はサンドペーパー1000番までをやった訳ですがここまでを完璧にやっていれ相当ツルツルにはなった事と思います。

ツルツルからヌルヌルテカテカへ、いざ、上の動画のようなヌルテカを自らの手で。

前回石英と非石英は仕上げが違うと書きましたが今回の方法を石英でやっても問題はありません、酸化セリウムの仕上げは不自然で嫌だという方も実際おられますので。

では、方法①

サイズ:CZHZL-11 4個セット(#400-#3500) 大理石用ダイヤモンドハンド研磨パッド 4個セット(#400#800# 1800# 3500) CZHZL-11

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大理石用ダイヤモンドハンド研磨パッドを使う、これで磨けばヌルテカ。

もう身も蓋も無いですが、そのための道具ですからね。

これの3500番でヌルテカにならないならそれまで作業が不充分だという事です。

具体的にどういう効果かといえば前回書いた「ダイヤで削ってペーパーで慣らす」の良いとこどりがこれひとつで出来るモノです。

上のネビュラストーンでどうしてもサンドペーパーの番数を上げるだけでは買った時のタンブルの状態までの鏡面がだせなくて困り果てていた時にこれを使うとあら不思議、更なる輝きが。

あと図解にしようのない感覚的な話ですが、これまでより先のテカりを見た事でこれまでの作業の不充分さが見えて、より高度なモノが見えるようになりました。

抽象的ですが石の表面の状態を診る感度が上がった感じです。

見えないゴールの鏡面をめざして闇雲に磨くのではなく、イメージ出来る完成形、最終仕上げの研磨パッド3500#を最も効果的に使うためにどういう状態にするか、さらにその一歩手前の状態にするにはどうするか、というような作業の逆算というか段階が見えるようになりました。

実は実際の作業で途中で何度もこの研磨パッドを使ったのですが思ってたような効果が出ずに「ダメだこりゃ」と作業から外していたのですがサンドペーパーではこれ以上無理という状態で3000#を使ってみたらピタリとハマったという感じでした。

それぞれの粒度、使い所を体得できればこれ無しの作業はもうあり得なくなります。

これさえ使えば万事OK!という訳では無く使い方を身をもって知ることが大事です。

さてこの現物ですが・・・ん〜・・・この上の楽天アフィのやつ、どうでしょう?

初めてならそれぞれの番数を試せるセットも良いのですが消耗品ですし毎回セットで買うほど均等に使うかどうかは分からないですよね、それなりの値段もするし。

【研磨】 手磨ききらら・大理石用(三和研磨工業)[石材 天然石]

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バラ売りのもありましたがこれは使い勝手がどうかは分かりません、小さな石には不向きそうな研磨面にも見えますし1500#と8000#の間がないのもどうかと思います、ぶっちゃけ8000#まではいらない、まぁこういうものもあるということで。

ガラス石大理石800/1800/3500グリットのダイヤモンドハンドポリッシングパッド研削

アリエクスプレスの私が使っているのも載せておきます。

関連商品に似たものが沢山あります、ほかにも良いものがあるかもしれません。

あと、同じモノでもページによって本体と送料の価格が異なることが多々ありますので特に複数買う時には気を付けましょう。

では方法②

上記の研磨パッドが手に入らない、もしくは何らかの信念、宗教上の理由、親の遺言などで使いたくない使えない人はとうするのか。

それは力技です。

渾身の力をこめてダイヤペーストや他の磨き粉を使って圧をかけて磨きます。

具体的には木の板や布に研磨剤を塗って渾身の圧をかけて石の表面のアラを押し潰し磨きます。

石そのものを押しつぶす可能性も無きにしも非ずですが

「鏡面化を拒む石など砕けても構わん!」

というぐらいの気概で磨くのも一興でしょう。本当に砕けても責任は持ちませんが。

若干コミカルに書いてますが単純な凸曲面だけではない勾玉研磨では研磨パッドの届かない箇所は木の棒や硬質ゴムや電気コードその他使えるものは何でも使い道具を自作して凹曲面に圧力を掛けて本当にそれぐらいの気持ちで磨きます。

長時間の作業でハイでオラオラな脳内麻薬プシャーな状態の時は気をつけましょう。

本当に気をつけましょう、何事も経験といえばそれまでですが。

方法

布で磨き続ける。

寝る時以外ずっと持ち歩き磨き続ける。

鏡面化するまで磨き続ける。

顕微鏡による観察で有名なロバート・フックはこの方法でレンズを自作した。

・・・と昔の学研の偉人伝で読んだ覚えがあるのですが

今ネットで調べてもそれらしい情報が見当たらないので真偽の程は定かではありません。

不可能では無いと思いますので自己啓発的な意味を込めてやってみるのも良いかもしれません。

まぁこんな所ですかね、個人の趣味の範囲で出来る研磨は。

大理石用研磨パッドをうまく使えばほとんどの石は鏡面研磨が出来ます、売り物以上に。

前回も書きましたが柔らかすぎる琥珀と硬すぎるルビーは例外です、また別の機会に書くかもしれません。

それではまた、レッツ ヌルテカ!

で、図解は?

どこが【図解!鏡面研磨】なんだよ

ですよねぇ〜、いや本当に図解化出来る所が無くて困りました。

自分の手で鏡面化出来るようになると実際の作業では感覚が優先されるようになります

鏡面を極めようとすると最後は感覚や精神論の話になってしまうんです。

やらなきゃ解らない、やれば解るさ、考えるな感じろ!の世界です。(考える事も大事です)

実はまだこの先も有るのですがまたの機会に。

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