【図解!鏡面研磨】ヌルテカへの道 全石共通編

イシカツ!

家庭で出来る、図解!楽しい鏡面研磨のお時間です。

お店で売ってるピカピカに磨かれた石、綺麗ですね。

特別な機械や工場でしか出来ないと思っていませんか?

ノンノンノン、そんなことはありません、ここを見たあなた、

ここを見ればあなたの手で明日から、いや今からでも自分の手でピカピカの綺麗な宝石を作る事が出来ることでしょう。

なんだ?怪しい通販でも始める気か。

とうとう五十路のオタ無職が人の道まで踏み外したか。

失敬な、本気で自分の経験を元に天然石の研磨に関して役に立つ情報を発信できればと思って。

あ、彼女は非実在アシスタントのアシ子さん(CV小清水亜美さん希望)

五十路のおっさんが独りでぶつぶつ言ってるブログに突っ込みに来てくれる優しいツンデレさんです。

・・・痛いです、無言で殺意を込めて頭蓋骨が軋む程の渾身の力でアイアンクローをキめるのはやめてください、ごめんなさい。

それはそれとして

こんなふうに自分の手で石をピカピカに出来たら嬉しいし楽しいじゃないですか。

肉眼では光源の蛍光灯の形が完璧に写っているのですが動画では分からなくて残念です。

今日が自分の手から鏡面研磨ヌルテカの生まれる快感を知り終わりの無い修羅の研磨道へ踏み出す一歩となるのです。

それはそうと、どこから始めましょうか

私も使っている宝石研磨機CP-1か荒いダイヤやすりやダイヤ砥石等で研磨する面を作ってある状態から始めましょう。

ここで使うサンドペーパーは耐水性が前提なので洗面器に水を張って作業します。

研磨機、粒度80#で成形した表面と断面のモデル。

浅いキズ深いキズの混在するカオスです、

サンドペーパー400#で磨きます

平らな面が多くなって少し光沢が出てきますが深い傷には全く届いていません。

ある程度表面を慣らしてしまうとサンドペーパーだけでは効率が悪くなってしまいます

当たる面が広く平らになるほどサンドペーパーの効きは悪くなります。

ここから目の細かい1000#以上のダイヤやすりを使います

BIGMAN ダイヤハンドポリッシャー #1000 BDP-1【2406DFD_5】

価格:656円
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【ビッグマン Bigman】ビッグマン BDP-2 ダイヤハンドポリッシャー 2000

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このポリッシャーは本体に粒度の表記がないので両方買った人は油性ペンで粒度を書いておく事をおすすめします。

「ダイヤ ポリッシャー」「ダイヤ シャープナー」で画像検索すれば他にも良さげなモノがあるかもしれません

「1000」「2000」などのワードを入れると結構絞れます。

ついでにこれも

【ANGLE】3WAY ダイヤモンドシャープナー

ここでは使いませんが勾玉の腹側の凹面を整えるのに重宝します。

初めての研磨、もしくは今までペーパーだけで作業してきた人はせっかく光沢の出てきた面をダイヤやすりでまた傷だらけにするのは抵抗があるかもしれませんが、一番深い傷に到達していない面など初めから存在しない、その存在を許してはいけないものです。

ダイヤで削りペーパーでケバ取りと言う感じで作業を繰り返します。

作業の進展次第でペーパーを400#から1000#にします

この段階になるとルーペで表面の状況を確認しながらの作業も良いでしょう。

消えにくいキズなどあればルーペで見て対策します。

具体例を挙げれば

表面をうまく綺麗な凸曲面にし切れずに角が残ってしまいその角のまわりにペーパーの当たりにくいゾーンができてしまうことがあります、というか私の勾玉制作過程では必ずあります。

今更ですが図解ではキズの深さの状態を分かりやすくするために平面みたいにしてますが、ここまで全て凸曲面のつもりで見て下さい。

曲面を作るため角を落とし、さらに出来た角を落とし、と繰り返し角の無い曲面を作るのですが

いつも必ず研磨が進んだ段階で落とし損ねの角が見つかります、他の勾玉製作者もそうなんでしょうか?

この角を落とすのに便利なのが先に紹介した【ANGLE】3WAY ダイヤモンドシャープナーです、使わないと言っておきながら使い所を思い出しました。

板状のやすりを曲面にピンポイントで当てるのはポイントが見えづらく意外と難しいのですが

この棒やすりはポイントが見やすく粒度もいい感じで重宝します。

え〜と、それはそれとして

通常の凸面研磨に戻りまして、ダイヤで深く削りすぎたらどうしようなんて心配はいりません、そんな簡単には最深のキズには到達出来ませんし、むしろその削りすぎが到達点です。

ダイヤの1000#や2000#でついた傷はペーパーで簡単に落とせます。

さてそろそろ肉眼で見えるキズも無くなって参りましたでしょうか。

手触りもザラザラ→スベスベ→ツルツルとなって指に吸い付く感じになってきたでしょうか。

ここまではほとんどの石に共通する作業です。

例外としては柔らかすぎる琥珀や硬すぎるルビーその他宝石ぐらいでしょうか。

ここから先は石の種類によって仕上げが変わりますのでまた別にまとめたいと思います。

主に石英とそれ以外で

【石英系】→酸化セリウム磨き

⚪︎ 水晶、メノウ、オパール、方解石、ラブラドライト、珪化木、インカローズ、その他石英を含む石

【それ以外】→さらに細かい粒度で磨く&力技

⚪︎ 上記以外、フローライトなんかは酸化セリウムが効きそうで効かないのがなんかムカつく。

そんな訳で続きは後日、それではまた。

いやお前、今日から、今からヌルテカとかいってなかったか?

ごめんなさい、ここまでしか図解を作ってなくてしかも話の流れでほとんど作り直しで力尽きました。

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